なぜ農家、百姓になりたいの?

会社を辞めて農家になると言ったとき、誰しもが浴び続ける質問。
なぜなのか。 会社を辞めて他の会社に転職するというのであれば、その職場や職業の選択の理由はそれほど大きくは問われないだろう。

なぜ農家に、という質問の背後には
 なぜそんな肉体的に大変な職業に
 なぜそんな収入の少ない職業に
 なぜいままでの経験が生かされないような職業に
 なぜ今の安定した生活をすててまで
 
 その人のバックグラウンドによってどのポイントに重点があるのかは異なるけれど、最終的に行き着く先は収入に対する心配。

農家になりたいと思ったきっかけ
収入に対する答えは後回しにして、なぜ僕が農家になりたいと思ったのか。

 自然の中で生活したいから。 

こう言うと、そんな事ならば山の方に住んで会社に通えば良いじゃないと言われる。
僕もそう考えていたし、かなり近いところまで行ったのですよ。 土地を探し、家を探しと。
その課程で沸々とわいてくる疑問。 僕が手に入れたいのはいったい何なのだろう? ただ単に山の森の気に入った家の中で寝、起き、週末過ごす、それ以外は会社で過ごす、それが僕が思い描く自然の中での生活なのだろうかと。
 僕にはなんとなく分かっていた、それでは満足出来ないことを。なぜなら、僕は自然の中で生きて行きたいと思っているのだから。
自然に向き合いながら、語りながら生活していきたい。 奥さんにもそんな話をした。そのときの奥さんの言葉を正直忘れてしまったのだけれど、否定されず、むしろその方が良いんじゃない、と言ってもらった様に記憶している。
それが2,3年ほど前のこと。 進む道を農に求めるのにそれほど時間はかからなかった。本を読み、インターネットで検索し、農家を訪ね、知り合いの畑の手伝いをし、畑を借り、と。

どのような農業を志すか。  ちょっと文章が長くなりすぎるのでこれは別の機会に。

収入 

収入の事を考えてこの数年悩んできた。 いや、今も悩んでいるしこれからもずっと悩み続ける。 

僕らが収入に出した結論は、つくる喜びによって生きていこう。 いままでの、あれが欲しい、これが欲しいといった終わることのない消費しつづける生活から抜け出そう。
それが僕らの百姓になろうとおもった力の源なのだから。

とは言え、農家も忙しい。 農繁期には早朝から夜中まで働く農家の方々を見るとつくる喜びを感じている余裕なんか無いじゃないですかと。 
ワーク・ライフ・バランス。 どうやら農の世界も厳しいようです。

これが会社を辞めて農家になろうとしたときに通る質問にたいする(通称;脱サラ就農)答えにならない答え。 疑問には追々答えていきましょう。


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もうすぐ始まる新しい一歩

いよいよ新しい一歩を踏み出そうとしている。 

家族で力を合わせて、地に足をつけて生きていこう。 自然の中で生きていこう。 百姓になろう。

高校受験・入学、大学受験・入学、会社、結婚とどれも大きな変化であったけれども、僕にとってこれから踏み出そうとしている一歩はそのどれにもまして大きな一歩。
希望と不安の中で加減速を繰り返しながらいったいいつ踏み切ればいいのか分からなかったこの数年の助走期間、そして見えてきた踏切板。 その踏切板が見えた瞬間に肩の力がふっと抜け、今までの大げさな期待も、混乱するほどの不安も消え去り、ただただその踏切板を蹴ろうとしているその瞬間。いまはそんな時。 

踏み出した後の着地点はまだ霞の中にあって、おぼろげながらしかその姿を見せてくれていない。だけどそれがいったい何なんだろうか? とちょっと強がってみせる。 
空中で思いっきり足をばたばたさせてきっと遠くまで飛んで見せよう。みんなに見えてしまうところが格好悪いけど、それもご愛敬で。

この年(36歳)になってもまだまだ青い、抜けた所の多いこんな夫を笑って支えてくれる腰痛持ちの奥さん。 つきあってくれてありがとう! 後悔させないようにちょっとだけ頑張ろう。

パパの会社が畑になるの?と聞く息子、いまはまだパパとママが進んでいこうとする道は良く分からないかもしれない。 君の為に僕が出来ることは誇りをもって生きていく姿を見せること。 パパは今まで後悔するような人生は送ってきていないし、これからも変わらないよ。 でもたまに落ち込んでいても多めに見ておくれ。

今まで僕たちを育ててくれた両親、家族を始め、僕たちの大切な愛する人生の先輩、友人の皆様。 
僕たちは皆さんに与えて頂いた愛情・友情によってここまで生きてきました。
これからもみんなの気持ち、祈りに支えられて一歩一歩生きていきます。

僕たちは大地の恵みを存分に受けて育つ野菜を通してお返ししていきます。どんな野菜になるかはお楽しみ。 僕たちの生き方にあわせて野菜も成長してくれるはずです!曲がていたり、しおれてたり。

そんな皆さんに、そしてまだ出会っていない多くの方々に僕たちの生活していく姿の一端を見てもらいたく、このブログを始めます。

どうぞ見て、笑って、泣いて、たまには?怒って下さい。
すこしでも皆さんの生きる糧になりますように。
これからもよろしく。

2009.9.27 
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